俺の人生観を作った、特異な経歴のドロップアウター2人

■元防衛相職員
10代の頃、ニートしながら、思い立っては色んなバイトに行っていた。短期や日雇いばかりだ。数え切れないほどの現場に行った。
たくさんの人に会う。プールで監視員のバイトをした時、元防衛相の職員だという人間と知り合った。
彼は防衛省でVIPの警護を兼務していた、元海上自衛隊の士官であり、防衛大学出なので、まあ経歴的には完全に国防の筋の人である。なぜプールの監視のバイトなんかに?ってレベルで、ガチムチだし目つき鋭いし雰囲気がめっちゃ怖くて皆ビビっていました。
なぜドロップアウトしたのかと聞くと、VIPの警護というのは主に接待の付添や同伴であり、キャバクラからゴルフ、懐石料理など色々あったそうな。
しかしそれは国の闇を深く見るものだった。その人は元々、「海上自衛隊は国を守っていてカッコいい!」という純粋な思いで国防に関わり始めたらしい。
しかし防衛省幹部、いわゆる幕僚監部とか自衛隊の幹部、一左とか陸佐とかメチャクチャ大物(俺は当時一左、という言葉がわからなかった。大佐とかと同じような階級らしい。幕僚というのは総本部みたいなもんだと思う)が、公費を使ってキャバクラに行き、
視察という名目で他所の駐屯地の人間と酒を飲んで騒ぐ、あとは詳しく言えないとのことだったが金に関わる権力闘争や、
政治家ともたくさん会ったらしい。しかも時期がイラク戦争の時期と被っていたので色々な嫌なものを見たらしい。
当時の俺は、まあ今でも無知なのであまり分からないのだが、彼は官僚ということだったのか・・・?
当時に、今と同じだけの知識があったら彼の話している内容をもっと理解できたのだろうが、
彼が防衛省の職員で、立場の違う政治家が目の前でギリギリの駆け引きをするのを目の前で見たり、政治の矛盾を目の当たりにするということであればやはり省庁とかで実務のストレスに晒されてた系なんじゃないかなぁ、と全く分からんけど。
でも自衛隊出身の士官なら普通は海尉、海佐とか上がっていって出世するものだと思うので、確かあの人自分でも異例の経歴とか言ってましたがよくわかんねえな。
全てが嫌になって仕事をやめて結婚しようと思い立ったらしく、フリーターになってかわいい女の子と出会いたくて色んなバイトに行っているというとんでもない人だったが国防への想いも捨てきれないらしく、俺に自衛隊員か政治家のどちらかになれとしつこく勧めてきて鬱陶しかった。

やはり彼からも口酸っぱく言われた。世の中は人間を使い捨てる。そういう社会が嫌になったと。




■元医者

10代の頃、俺はとあるMMORPGで廃人だった。早朝5時に起きて狩場を確保してゲーム内の通貨を稼ぐことにゲーマーとしてのやりがいを感じる男だった。
ギルド内の周囲の仲間に俺は自分の狩り効率を自慢していた。するとそこにそいつが現れた。
「俺のロレックスやるから、そのロレックスを換金して、その金を、ゲーム内の通貨に変換してくれる業者に頼んで換えてもらえばいい」
要らねえ、と答えた俺にはプライドが許さなかったのだ。
ギルドの中には、そいつから実際にロレックスや高級な衣類や、ワインなどを受け取る奴もいた。
俺はそういう人間を軽蔑していた。
俺はそのMMORPGでニートを自称しており、元医者であるそいつも当時ニートだった。
そいつは俺とは違って35歳のおっさんで32歳くらいまで医者だったので金持ちであり毎月50万円以上課金しているものだから、俺は元医者という話も信じた。
俺にやたらと構ってきて(煽ってきて)鬱陶しい奴だった。
どうもそいつは、医者である親に強制的に医者になるように仕向けられたことが原因で、次第に自分の人生を空虚なもののように感じてしまい、
脱サラしてネトゲ廃人になったというクチだった。
自分の親が経営しているという病院の中での権力闘争や、医学会の闇を見てしまい、まるで浦沢直樹のモンスターみたいな話だが、
本当にそんな感じだと言っていた。
本名とか病院の名前なども教えられたが、どうでもよかった。むしろ教えてきたことが心底気持ち悪かった。
俺はそいつのことが嫌いだったし、そう伝えてもいたから。会う気などさらさら無かった。ホモか何かかとすら思っていた。
ただ、元医者という話がウソでなかったこと、そして医学会がいかに腐っているかを酔っ払いながらいつも語ってきて
その内容はマジで意味不明の医学用語盛りだくさんで意味不明だったんだが、とりあえず汚いことはわかった。
こいつは、最終的に週刊誌に自分の親の悪事をたれ込んだ。人格が変わったように爽やかな野郎になってた。

俺はこいつと出会って、社会はクソであるという認識が一層強くなった。


というわけで社会はどうでもいい。一応今は社畜だけどな。
社畜やってると、逆に、本当に社会から認められることだけが喜びって奴が社内に結構いるんだよな。特に女性かな?

俺も去年は「やりがい」に溺れた社畜だった気がしますが、
「やりがい」は錯覚。自分自身をしっかり持って、社会から一歩引いておかないと、
会社というのは人を、立場とか金銭で感覚を麻痺させて、しかも偉いとか凄いとかいう錯覚も与えて、自分の操り人形にして、最後は裏切って捨てる。どんな会社も絶対そう。信じるな。誰のことも信じるな。絶対信じてはいけない。30歳以上の大人は全員信じるな。(byボブ・マーリィ)

魔法が解けて目が覚めたら上の2人みたいになるパターン。年くわないと気づかない?
俺は早めに気づいたせいで色々と空虚なんですが結論先取りできてよかったと思います。一応去年は仕事頑張ってたので社畜の気分も味わいました。
俺は自分の中で全く違う世界を作ってるぜ。ファック!ソサエティ!

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